2014年4月30日水曜日

目標の作り方のうまい母親が強い

目的と手段が知らないうちに入れ替わってしまうことは、まじめな人ほど頻繁に起こりやすいと述べてきました。
(参照:忙しい時ほど人に会え)

手段に没頭してしまうと、本来の目的を忘れてしまい、その手段をやり遂げることが目的となってしまうことが頻繁に起こります。

これを避ける上手な方法があります。


目的と手段の間に適切な目標を設定することによって、本来の目的を忘れることなく手段を成し遂げていくことが可能になります。

目的は自分自身の大きな希望であり、簡単には手に入りにくいものです。

また、自分の成長や周りの環境によっても変化していくものでもあります。


手段は目的に至るための具体的な行動です。

その行動は、ある段階で一時的に完了したとしても、目的との関係において再び修正したりやり直したり違う手段にしてみたりが常に伴ってきます。

目的の達成に期限を設けることはできません。

希望的な予測を立てることは可能ですが、確実性はありません。

目的を達成するためには、そのための手段が目的に沿って完結していかなければいけません。

一旦完結したと思っても、他の手段との関係や目的との関係において修正が付きまといます。


期限を設定することが可能なのは、手段の一時的な完結についてです。

具体的にやる内容がわかっていますので、期限を設定することが可能です。

手段に対して完結の期限を設定すると、それが目標となります。

その目標については、日々やることが明確になってきます。

毎日のようにマイルストーンの確認ができるようになります。


この目標設定の活動は、思いついてやってみてもなかなか身につきません。

人は切羽詰まらないと動かないものですので、期限ぎりぎりに一気に間に合わせようとします。

ほとんどの人は、夏休みの宿題を代表として一夜漬けで乗り切ってきました。

コツコツと日々こなしていくことよりも、その方が格好の良いことで能力が高いことだと思い込んでいました。

結果としての提出物の内容は同じかもしれませんが、日々をこなしてきた人との経験と身についた実力の違いに気がつきませんでした。

日々コツコツとやることを、能力のないものがやらなければいけないこととして、蔑んだりする風潮もありました。


母親達も、結果としての学校の成績にしか評価の基準を見出せずにいました。

そして、いかに時間とお金を掛けないで学校の成績を上げるかに集中することとなります。

両親がそれなりの教育を受け学歴のある場合には、自らの経験から具体的な手段を持っていたようです。


小学生くらいまでは子供はほとんど父親の影響を受けません。

母親の影響がとても大きくなります。

母親自身が、しっかりした目的を持ちながら、手段を上手く目標化できていることが大切になります。

環境変化の激しい社会で、この力はおそらく最強だと思います。

日々の活動の中で、確実にチカラはついていきます。

結果は関係ありません。


結果を求めるための日々の活動は、思うような結果が出なかった時には、無駄な活動であったと思ってしまいます。

そうなると、そこまでの活動を自分自身で振り返ることも無くなってしまいます。

目標をうまく設定できると、その目標を達成することとそのための活動の両方に意欲が湧いてきます。

学校ではこのような目標設定は教えてくれません。


家庭環境の中でこのような目標設定が身についている人は、どんな環境にあっても本当に強いです。

子供にこのチカラを身につけさせるためには、母親自身に身についていないといけないですね。

母親の日々の活動が自然とこのようにできていることが理想ですが、なかなか難しいことです。

せめて、子供と一緒に同じような目標を設定して、やっていくのもいいことだと思います。


諦めずに必ず結果を出していくことが、これから生き抜いていくために一番必要なことです。

母語の習得が終わった後の子供に対してできる、最大の貢献ではないでしょうか。





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