ネット販売や通販は物流に頼るところが大です。
無店舗販売、ネット販売は増える一方です。
ネット販売のKEYとなる機能は物流センターです。
オーダーを受けてから納品までのリードタイムに比例して、キャンセルが増えることは通販に限っ
たことではありませんが、リードタイムは短いに越したことはありません。
そのためにも高機能な物流センターが必要となります。
また、通販業態が店舗販売と一番異なるのが返品です。
実物確認ができない以上、店舗販売に比べてればかなりの返品を処理することになります。
返品率が20%を超える商品がザラにあります。
通販には返品マニア的な顧客(顧客と言えるかどうか)も存在しています。
返品業務は完全にコストです。
戻ってくるまで通常販売と同じコストがかかっているうえに、さらに返品処理のコストがかかります。
返品の処理の方法の善し悪しが通販業務の効率を決定してしまいます。
返品コストを甘く見たためになくなっていった通販はたくさんあります。
本当に良い商品を扱っていても、成り立たなかったところもあります。
日用雑貨の問屋においてはそれまでの商慣習を改め、日常的にあった良品の余剰返品とそれに
対するメーカー支援を改めました。
小売側の理解を求めて返品を削減しました。その結果、問屋・小売ともに仕入れ価格を下げること
ができました。
通販は実物が確認できない場合が多いですが、販売側がしっかりした商品選定と責任検品で対応
できればきっと減らせるはずです。
ネットオークションの出品者評価や購入者評価も参考になるはずです。
いたずらに売り上げを求めるのではなく「責任選定商品です。不良品以外の返品はできません。」
で対応できる商品を自信を持って販売してもらいたいです。