直感重視型の私の傾向がそのまま出て盛りだくさんの内容になってしまいました。
参加者の質問や疑問に答えいるうちに参考にと提示し始めた資料がどんどん膨らんでいってしまうのです。
本筋のテーマの理解を助けるための資料が新しいテーマと同じようなボリュームになってしまい、本筋のテーマが薄れてしまうのが私の悪い癖です。
質問や疑問に答えるうちに関連資料をあれもこれもと出して説明を始めてしまうのです。
いろいろな展開があるので興味は持たれるのですが、肝心な本筋がどうしてもインパクトが弱くなってしまうのです。
とくに、結果重視型の人にはあれこれいろんなことが飛び出してしまい何をメインに伝えたいのかが分かりにくくなるようです。
わたしの話を積極的に聞きに来てくれる人はどうやら結果重視型の人が多いようです。
もしかすると私の周りもそうかもしれません。
家族は4人家族ですが、私以外は3人とも結果重視型の傾向を持っていることが分かりました。
彼らから見ると私の状況判断や結論の出し方・選択の仕方が論理的な根拠が感じられないその場の感覚で行なっており信用できないと映っているようです。
何にでも興味を持ってすぐに手を出してしまう癖にすぐに飽きてしまう傾向も、考えが足りなくて意志が弱いと映っているようです。
子どもたちと妻が抱いている私のイメージがほとんど同じであることに驚いたくらいです。
これらについては誰もが同じように抱く絶対的なものではなくそのように見られているんだなということが分かれば対処の方法もあるということになります。
わたしから見ると特に妻の行動はおせっかいが強いと映りますが、本人にとっては良かれと思ってわざわざそのように対してあげているということになっています。
したがって、そのことに対して不満を投げかけるとせっかくやってあげているのにふざけるなという感覚になるのだそうです。
出典:バースデーサイエンス研究所
わたし自身は結果重視型の人との対応が上手くないように感じています。
どちらかというと苦手な方になっているのかもしれません。
そんな中で改めて伝え方を見直してみました。
しっかりと伝えるためのはなし方は三つの点を気をつけることになります。
- 一音一音をはっきりと発すること
- ひとつながりの言葉の後に間を置くこと
- 「現代やまとことば」を使うこと
3は「ひらがなことば」を使うということです。
なーんだ、という反応がありそうですが、実際にやってみると決して簡単なことではないことが分かります。
実際の活動においては伝える側よりも伝えられる側・きき手の方がとても高度な複雑な活動をしていることが分かります。
発信側として伝えるためにできることは限られたことしかできません。
どんなに気を配っても、結果として発信しているものは「ひらがなの音」にしかならないからです。
どんなに意味のある言葉や論理的に話したとしてもきき手が受け取っているのは「ひらがなの音」の集まりでしかないのです。
そこから「ことば」であることを聞き取り「ことば」の意味を当てはめる活動をしているのです。
発信する側が発信することだけを考えていたのでは決して伝わるためのはなし方は出来ないことになります。
きいている方がどのようなメカニズムできいているのかを知ることによって、それに合わせた伝え方をすることが大切になります。
発信側の手を離れた「ひらがなの音」たちは、その解釈をきき手に委ねるしかないのです。
結果として発信側が「ひらがなの音」に込めた解釈や内容は、ききてが受けた「ひらがなの音」をどのように解釈されるのかは分からないことになります。
発信側が込めた解釈や内容はそのままきき手に同じように解釈されることはほとんどないことになります。
実際の会話や伝える時には意識すらしたことのない「ひらがなの音」としての伝え方やきき方がカギとなっているのです。
「ひらがな」は日本語が持っている表記方法ではおそらく最下位に位置付けされているものではないでしょうか。
しかし、実際の言葉は「ひらがなの音」としてしか伝わらないものなのです。
それを「ことば」として受け取り意味を解釈し「ことば」同士の関係を解釈しているのはきき手としての能力に頼っていることなのです。
凄いことをやっているんですね。
きき方のメカニズムや伝えるための具体的な方法は体験会に参加してもらうとよく分かると思います。
文字として書いてあるものを読んで理解するのとは違った感覚ですね。
一度参加してみませんか。