曲つくりの歌詞に関心を持ったのがきっかけだったのですが、様々なテーマについて広がっていきました。
本人が興味を持っていると不思議とその種の情報が集まってくることも何度か経験しています。
今回も同様のことが起きました。
母語として持った言語が後天的な人の性格を決める最大の要素ではないかと考えて、関連する情報を集め始めたところ今回も決定的な情報に出会うことができました。
人の正確を決める要因として後天的なものとして最大の影響を与えるものが言語(母語)であることが分かってくると、どうしても先天的な影響についても考えざるを得なくなってきます。
つまりは、後天的な要因だけではなく持って生まれた要素があるのではないかと言うことになります。
それを見つけるためにいろいろな情報に当たっていました。
生まれたばかりの子どもはどこでどんな親であろうとも持っている能力については変わらないことも分かってきました。
母語から伝承された母語を認識し使いこなすために一番効率の良いように脳を初めとするあらゆる器官が発達していくことも分かってきました。
その中で今回出会ったのがバースデーサイエンス(株式会社バースデーサイエンス研究所)という考え方でした。
簡単に言ってしまえば誕生日によって持って生まれた性格や基本的な傾向がある程度決まっていると言うものです。
ある種の占いや宗教的なものと思われるかもしれませんが、西洋占星術や四柱推命学などと同じような起源を持つと言うこともできます。
西洋占星術や四柱推命学は占いと言うよりもある種の統計学的な要素を多く含んでいるものであり、科学的な根拠は明確になってはいませんがある母数に対しての傾向を示すものとしては現実に広く利用されているものとなっています。
これらのことに心理学的なデータの統計を中心に考慮したものがバースデーサイエンスということができます。
統計心理学などという表現もあるようです。
風水、気質学、動物占い、星占い、などの生年月日を基準にした統計はそのほとんどの起源がインド占星術か四柱推命学を基本としているようです。
日本で考えた場合には動物占いが一番適していると思って、そこでの分類や傾向が言語ついてもあてはまるのではないかと考えていたところです。
(参照:占いと言語)
そこで見つけた、目標志向型と状況対応型の分類は言語においてもかなり有効なものであることが分かっていました。
今回のバースデーサイエンスにおいては、これがさらにわかり易く明確になったものと思われます。
その中には、物事に取り組む傾向としての目標志向型/状況対応型も考慮されています。
その内容についてはHPにて確認いただきたいと思います。
きちんと講座を受けたわけではありませんので、ここでの説明は省きますが、結果重視型・人柄重視型・直感重視型の三分類による三竦みの構図は納得感の高いものではないでしょうか。
ただし、私の場合は誕生日(生年月日)によって性格が決まっていると言う考え方自体に疑問を持っています。
生まれ出る日の必然性に理由がつかないからです。
私の考えでは、誕生日を観ることによってその原点である精子と卵子の結合のタイミングを推定しているのではないかと思っています。
出産時の子どもに与えるあらゆる影響よりも、受精時のタイミングで与えられる影響の方がはるかに大きいのではないかと思っているからです。
出産時の子どもは既に受精時に決められたものでしかないのではないかと言うことです。
余りにも小さな精子と卵子の出会い結合においては、ささやかな要素や環境の変化であっても結果として大きな影響を与えているのではないかと考えているからです。
その出会いと結合が人として生まれくることにおける先天的な要因のほとんどを決めているのではないでしょうか。
生年月日はその結果のひとつであり、精子と卵子の出会い結合に比べれば影響ははるかに小さいものと言えないでしょうか。
つまりは、生年月日による人の性格や傾向の統計分は結果を見ていることであり、その要因は受精時の環境にこそあるのではないでしょうか。
受精のタイミングを正確に知ることは素人には難しいことでもありますし記録もありません。
出生のタイミングは生年月日だけではなく時間までもが記録にも残っていますし一大イベントとして忘れることのできない日付として記憶されています。
人の妊娠期間はほぼ一定ですが、実際の出生日については個人差や妊娠期間の経過状況によって異なるものでもあります。
妊娠期間中の母体から受ける影響も決して小さなものではないと思われますが、それは受精卵が細胞分裂を繰り返して行くための栄養の補給であり細胞そのものを変化させるものではないと思われます。
先天的な要因はやはり細胞そのものの元となる精子と卵子に存在するものではないでしょうか。
実生活の中でも論理的な判断基準とは別に自然に無意識的に選んでしまう傾向は誰にでもあります。
その傾向を統計学的に分類したものは、科学的な根拠がなくとも自分や人を知るうえで大いに役に立つものとなっているのではないでしょうか。
それは、後天的な言語による知的活動で抑制されたり強化されたりするものとなっていると思われます。
持って生まれた先天的な性格や傾向に後天的に言語が持っている性格や傾向が経験に伴って影響を与えていくことになっているのだと思われます。
理屈抜きに心地の良い関係などはこれらのことが大きな要素になっているのではないでしょうか。
言語の性格や傾向を考える時にどうしても先天的な要素を考えざるを得ない場面が来ます。
同じような言語環境にある人が、これだけ異なった性格や傾向を示すことが実際にはあります。
しかし、ある種の言語を母語とする人たちに共通の性格や傾向がみられることも間違いのないことでしょう。
民族的な特徴と言うのは、生活の拠点としている地理や気候もその要素だと思われますがそれ以上に母語として持っている言語が一番大きな要素ではないでしょうか。
経験を重ねて言語の持つ影響が大きくなってくると、場面や環境に応じた表面的な対応はかなりのことができるようになります。
しかし、何かの時の瞬時の判断においては持っている性格や傾向が理屈抜きに無意識のうちに反映されることが起こります。
言語の経験が少ないうちに見られる性格や傾向はずっとどこかで影響を与えているのでしょうね。
相手に合わせた言語を見つけようとすることを考えると、こんなことも手掛かりになるのでしょうね。
一つ間違えると怪しいことへの導きととらえられそうですが、できるだけ統計学的なことを強調して参考として観ておくことが大事ではないでしょうか。
これだけにのめり込むことはないと思いますが、人の中で生きている以上はとても役に立つ情報であることは間違いのないことだと思いますよ。