2015年1月11日日曜日

「日本語のチカラ」実践編セミナー

「日本語のチカラ」で培ってきた日本語論は、私自身が思っている以上に新鮮に映るようです。

ブログの読者からも、「論理としての日本語の特徴は、よく理解できるが、実際に場面においてどの様に意識したらよいのか」という趣旨の問合せをいただくことがあります。

恐らくこうなるであろうと思われることは、このブログ上でも述べていますが、あまり世の中にないアプローチですので、なかなか検証する機会がありません。


小規模セミナーなどで、ワークショップ形式で行なわせていただきながら、検証の場を兼ねていることがほとんどです。

参加していただいているメンバーが、40代50代が多いために、それぞれの社会環境の中で身につけてきた、生活語のウエイトが多くなっている人たちです。

それでも、母語は日本語ですので、根本的なところで持っている感覚においてはほとんど同じなのですが、生活語の環境の中で日本語の本来持っている感覚に抵抗する活動を中心に行ってきている場合がよく見受けられます。

特に、規模の大きな企業で、部下の指導の役割が大きかった人ほど、この傾向が強くあるように思われます。


技術者やクリエーター的な仕事が長かった人は、比較的日本語の本来持っている感覚に素直に活動してきたことが多く、生活語の中でも欧米型言語の感覚による侵略が少ないように見受けられます。

やり方や活動の内容が、決められた型にはまったものがあり、そこには論理が成り立っておりそこに当てはめて活動していくことを求められ続けて来た場合には、日本語の本来持ってる感覚を否定的にとらえる傾向が強くなります。

実験的に行っているセミナーへの参加者は、40代50代以上を中心とした経営者や事業主のほかは、企業に所属していても比較的自分の意志でやり方や活動を決めることができるポジションにいる人がほとんどです。


日本語が持っている言語として特徴の基本的な論理の段階で、実体験として経験していることと一致することが多いようです。

交渉術として、ワークショップにおいて日本語による交渉術の傾向を見定めようとすると、ほとんどの模擬交渉場面で見事に日本語の特徴に裏付けされた内容となっていることがよくあります。

統計としての傾向を提示できるほどのサンプルにはなっていませんが、参加者には実体験として感じてもらうことができています。


「日本語のチカラ」をプラットホームとして、日本語による知的活動の様々な場面で、日本語の持つ特徴がどのように現れているかは、これから実践編のセミナーとして継続していこうと思っています。

11月に行った「日本語による交渉術」セミナーでは、日本語の特徴から見たらおそらくは交渉上ではこのような傾向が出るであろうと思ったことのほとんどが発現していました。

あまり前提条件を提示しないで、いきなり交渉に入ったほうがよりその傾向をはっきりと確認できたのではないかとも思っています。

次回については、もう少し前半の日本語の特徴から見た交渉の傾向については、伏せておくようにしてやってみたいと思います。


1月29日(木)に、同じような主旨で「きく」チカラについての実践編セミナーを予定しています。

言語の一番の基本的な使われ方であるコミュニケーションにおける、基礎技術としての「きく」チカラを、「日本語のチカラ」独特の切り口と論理で感じてもらいたいと思っています。

ワークショップとして、実際のききとりを繰り返しながら、話している方の感じ方ときいている方の感じ方の違いなどを体験します。

論理の検証の場も兼ねていますので、人数限定でそれぞれの反応がつかみやすいようにしています。

興味のある方は、残席がありますので、下記のfacebookイベントページよりお申し込みください。



セミナーによって確認できた内容や、想定と違ったことなどもブログで取り上げていきますので、より実践的な内容も増えてくると思います。

特に、どのような生活語の環境で活動していたかは、大きな要素になりそうです。

いろいろな生活語の環境で活動してきた人たちが、集まってくると面白いなと思っています。


セミナーについては、これからもこのブログでの案内もしていきますので、機会がありましたらご参加ください。