2014年11月3日月曜日

世界の言語、重要度ランク

グローバル化やボーダレスと言われて久しくなりました。

意図せずに巻き込まれていることを考えると、ボーダレス化していっていると言った方が適切なような気がします。

自分で求めなくとも、日本以外の他の世界(言語)と触れることになってしまうということですね。


他の世界に触れると言っても、言語上の違いがなければ他の世界を意識することもないのではないでしょうか。

アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアが一堂に集まっても、方言としての違いがある程度で共通言語としての英語はすべての人にとっての母語となってるはずです。

生活環境や社会環境における違いがあっても、言語感覚における歴史文化的な違いはほとんどないと言えるでしょう。

現実的なコミュニケーションにおいては、母語同士として不都合を感じることはないのではないでしょうか。



母語として自分が持っている言語でのやり取りで、お互いがより深い理解をしていくことが可能な環境がそこにはあるのです。

地理的な物理的な国境よりも言語的な境界の方が、より現実的な壁として存在していると思われます。

世界の共通語としての地位を確保した英語は、先進文化圏おける公用語として位置付けられています。


世界における言語の影響度としての重要度をランキングしたものがあります。

勘案している内容としては、母語話者人口、公用語人口、言語内総生産、言語内貿易額、などを指数化して定めたものですが、定期的に行われているわけでもなくきわめて私的なものとなっています。

また、使用しているデータも1900年代のものも数多くあり、現状を表しているとは言い難い面もあります。

特に、急激な経済発展が起こっている国では、あっという間にその順位が変化してしまいます。


世界の言語の重要度を見る時に、大きくは2種類の見方があるのではないでしょうか。

一つは、科学技術や文化の水準が高くて、学ぶに値するコンテンツが豊富にある言語で、英語、日本語、ドイツ語、フランス語といった先進国の言語です。

古典ギリシャ語やラテン語などは、死語であるのにもかかわらず、重要な古典を多くもつという理由だけで、今でも学習者がいるぐらいです。

もう一つは発展途上国で、学ぶべき水準の高いコンテンツがほとんどないにもかかわらず、話者人口が多く、今後の経済発展が期待されているがゆえに、重要な言語とみなされるものです。

特にビジネス上の理由ではまずます重要度を増していく言語となると思われます。

中国語(北京語・簡体字)、ヒンディ語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語などがこれにあたるのではないでしょうか。


既に、世界の最先端文化を担っていると思われ、経済的にも発展段階を経験し終わった言語については、相対的な重要度としては今までよりも落ちていくことになるのではないでしょうか。

そんな中で、きわめて個人的に勝手に世界の言語の重要度をランキングすると以下のようになります。

  1. 英語
  2. 中国語
  3. ヒンディ語
  4. 日本語
  5. スペイン語
  6. フランス語

私の中では世界の6大言語と言うべきものとなっています。

これからを考えた時には、一方では公用語人口の多さとこれからの経済発展が国の価値を決めていくことになるのではないでしょうか。

その意味で、ヒンディ語やスペイン語・フランス語は大きな可能性を持っていると思われます。


また、人間が生きていくための安心安全としての自然環境や科学技術との共生を考えていかなければならなくなっています。

その時には、英語を中心とした数多くの歴史と自然や科学技術との戦いを経験した言語は、ますます役割が大きくなるでしょう。

その分野においては、言語別にノーベル賞の受賞者をカウントするのも意味にあることかもしれません。


私的なランキングですので、私が日本人でなければここに日本語を入れたかどうかは微妙なところです。

この中で、公用語話者を含めた話者人口が一番少ないのが日本語です。

しかも、日本語を公用語としている国や地域は一切ありません。(州法で日本語を公用語としている地域はありますが、現実には使用されていません。)


ここで日本語を入れている根拠は、言語として他の言語と比べた時の際立った特殊性です。

特に先進文明における言語の中では、他の言語との共通性がきわめて少なくなっています。

その特殊性が、知的活動に反映されており、アウトプットそのものに対しても世界の評価が数多く与えられています。


ノーベル賞の受賞者がそのいい例です。

ノーベル賞の内容を見る時によく言われることは、自然科学の3分野(物理学賞、化学賞、医学生理学賞)とそれ以外の分野(文学賞、平和賞、経済学賞)が明確に区別されることです。

もちろん主眼は自然科学3分野におかれます。

自然科学の3分野において、殊に2000年以降は日本人の受賞者が目立ちます。

もちろん一番多いのはアメリカですが、原国籍がアメリカでない人がたくさんいることはご存じのとおりです。

原国籍もカウントすれば、2000年以降の3分野における日本人の受賞者は16名になると思います。

これは、全ヨーロッパを合計した数よりも多くアメリカに次いで2位にあたる数字です。


言語の重要性の見方のもうひとつは、知的活動のためのツールとしての言語です。

世界的な影響度から言語を見ると、上記のようなランクとなりましたが、知的活動のツールとしての言語を考えると、圧倒的に日本語がナンバーワンです。

ただし知的活動を構成する3つの活動(認知活動、思考活動、表現活動)において、しっかりと使いこなせるようになることがとても難しい言語でもあるのです。
(参照:知的活動と言語について

特に、表現活動においては学校教育でほとんど身についていないために、日本人はとても下手です。


知的活動において、最高の結果を求めるに時には、自然と母語による知的活動が行われます。

最高の道具であることをしっかり理解して、使い込んでいきたいと思います。





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