2014年9月23日火曜日

真剣に取り組むほど忘れる、本来の目的

現実の作業や業務に打ち込んでいると、それを達成することが目的となってしまい、その先にある本来の目的を忘れてしまうことがありませんか。

現実の作業がすぐに達成できることであれば、本来の目的を忘れないうちに思い出すことも簡単なのですが、時には何週間も何カ月もこの作業をやりきるために必要になることがあります。

すると、いつの間にかその作業をやりきることが目的となってしまうことになってしまい、その作業をやりきったことで満足してしまうことが起きます。


これはすべての人に起こることで、決して処理能力や記憶力の問題ではありません。

どんな優秀な人であっても起ることであり、このことによって本来目指していた目標を見失ったり、途中で納得してしまったりすることが起きます。

一般的には、目標達成に対する意志の弱さや妥協癖などと言われることがありますが、実はまじめで一生懸命取り組む人ほど陥りやすいことなのです、


このことは「目的」と「手段」の関係において考えるとわかりやすいのではないかと思います。

目的は達成したい姿であるであることが多いので、どうしても抽象的な表現になりやすいものです。

そして、様々な手段によって達成された現実的なことの上に成り立つことがほとんどです。


反対に、それぞれの手段は、目的の達成のためには必ず必要なことであり、現実的な具体的行為となっていることが多いものです。

つまり、現実的に目標に向かって走っている者にとっては、手段における行為はとても見え易く、達成度が確認しやすいものとなっています。

その手段をやりきるために必要な情報やアウトプットはすぐわかるようになっており、現実にどこまでやれば完了であるのか(ゴール)がわかりやすくなっています。

したがって、まじめな人ほど今やらなければいけない「手段」に対して、集中して取り込むことによって、抽象的で具体的な行為として捉えにくい「目的」を見失いがちになってしまうのです。


「目的」を達成するためには、一つずつの手段によってなされた行為の結果によって、その次の手段を選択していかなければなりません。

時には複数の手段が同時に行なわれていることもあります。

そうなるとなおさら、それぞれの手段の行為の進捗が見えていますので、具体的な行動である作業に集中することになります。

決して、悪いことではありませんし、必ず必要なことです。


問題は、それによって本来達成したい「目的」が見えにくくなったり、忘れられたりすることです。

これは自分ではとても気がつきにくいことです。

どんなに優秀な人であろうとも頻繁に起きていることです。


このことは、「わかっていることとできることは全く別のことである」ことの典型なのです。

恐らくは、すべての人が「目的」を達成するために、「手段」である行為を行っていることは理解しているはずです。

それにもかかわらず、「手段」に没頭することによって、「目的」を忘れてしまうのです。

ほとんどの場合は「手段」が「目的」に置き換わってしまうことが起きるのです。


「目的」から見たら、とりあえずやっておけばいい程度のことであっても、完成度にこだわってしまったり、必要以上にのめりこんでしまってより良い結果に仕上げようとして資源の無駄遣いなどが起こります。

そこでやりきった結果に満足してしまうことによって、入れ違ってしまった「目的」を達成した気になってしまうのです。


「手段」における結果は、わかりやすいものなので自己評価もしやすいものです。

そのために、満足してしまう要素もたくさんあるのです。

沢山の「手段」によって結果を積み重ねていかないと、「目的」には届きません。

また。「手段」の結果によって、次の手段を選択していかなければ置けません。

やがて、「目的」があまりにも遠くに感じられたりすると、「目的」をあきらめたり、ランクダウンという変更をしたりしたりします。

結果として、本来の目的が達せられないことになってしまいます。


「目的」を達成するための一番良い方法は、迷ったり見直したりする暇がないうちに、一気に達成してしまうことです。

そのためには、最短コースで達成する手段を積み重ねてくことです。

余分なこだわりや、のめりこみを回避して「目的」達成への最短距離を走ることです。

それでも、ある程度の時間が必要な「手段」も出てきます。


その時のために、「目的」は常に目に入ることろで確認できる環境にあることが必要です。

今やっていることのすべてが、「目的」の達成のために事であることを常に確認することが必要です。

達成したい「目的」を人に話して、自分の行動を見てもらうことが必要です。

自分一人でやっていたり、頭の中だけに「目的」がある場合は、忘れやすい環境を自ら作っていることになります。

「目的」が達成されにくい環境に自らを置いていることになるのです。


やることがたくさんあって、集中して取り組んでいるときほど、無理しても人に会うことが大切になります。
(参照:忙しいときほど、多くの人に会え

集中して取り組んでいるときほど、「目的」から見たら本当に必要なことなのかどうかを見直す機会が必要なのです。

特に、作業として得意なことや好きなことをやっているときがに注意が必要になります。

知らないうちに、オーバースペックのアウトプットを目指してしまうことがあるからです。


そこでより良い結果を出すことが「目的」ではないのです。

しっかり本来の「目的」を意識して、余分なことをやったり考えたりする前に達成してしまうことです。

半年たっても達成できない「目的」は、もはや「目的」とはならないのではないでしょうか。

その前段階に、「目的」として設定すべきことがあるのではないでしょうか。


「目的」の設定の仕方はとても大切な要素です。

そのための「手段」を現実的なものとして設定するためにも、明確な「目的」の設定が必要ですね。

日々のすべての行動は、そのためにやっていることなのですから。



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