2014年6月30日月曜日

ネット時代の言語技術

iPhone・スマホを代表とするモバイル端末の普及によって、ネットは極めて身近なものとなって来ました。

使っているだけではネットを意識することも減ってきているのではないでしょうか。

ゲームを代表とするアプリケーションも、端末上で単独で動いているのか、ネット経由で通信しながら動いているかはほとんどわからない状況だと思います。

このネット環境はSNSなどの普及によって、それまで一方的な受信者だった者たちにも、発信者やコメントをする立場を提供することになっています。


人の投稿を見て「いいね」だけをしている人もいますが、それでも自然と端末を使い慣れることによってネット環境に取り込まれていっています。

積極的に使っている人は、自分の発信するメディアをブログやホームページで確保しながら、SNSや各種コミュニティとの連携によってその発信力を拡大しています。

受動的・消極的な参加者たちも一方的な受信者の立場からは、メールでのやり取りを越えた継新連絡手段としての利用で、自ら発信することも増えてきています。


あくまで商業ベースの販売ページは別にして、個人で発信している情報の中でも、思わず目について読み込んでしまうものがあります。

個人的な内容が多いのですが、思わず読み込んでしまうものにはどんな特徴があるのか見てみました。


何と言っても書き出しの三行が大切です。

これで、その先を読むかどうかが決まってしまいますね。

三行とは折り返さなくても、いっぺんに読み切れる量です。

これは、動画でも同じですね。

いくら動画とはいえ、説明の全くないものは見る気になりません。

検索結果のページに出てくる、広告が三行でできているのがなんとなくわかる気がします。


ここで、さらっと以下の内容の事実だけを触れていると、興味ある内容であればすっと読んでいけますね。

読ませようとするテクニックが滲み出ているようなコピーは、それだけで見る気がなくなりますね。

素人ですので、あくまでじぶんを主体に表現されている方が好感を持てますね。


Webへの情報提供を商売として行っている者も増えてきているようで、メディアにおける発言影響力の拡大に中心をおいている者も少なくないです。

影響力は小さくとも、優良なコンテンツに出会うとホッとしますね。

この業界の神様であるgoogleが優良なコンテンツ提供者を優遇しようとする姿勢は、今後はとても大切なことになっていくと思われます。


ネットで一番影響力があるのが、文字表現です。

この文字表現の環境が、一般書籍や日記などの表現とは違った技術を必要としています。

それ以上に、ネット上で表現しようとする人が何を目的として表現しているのかが一番大切ですね。

それでも、共通して言えることは、ネット上の文字表現は口頭言語とも共通するリアルタイム感が必要なことです。


例え、ブログとしてストックされていくものであっても、ネット上の情報は鮮度が命です。

SNSは数秒前のコメントすら流れていって見つけるのが大変になります。

過去のイベントについてのコメントであっても、今の想いや感覚を表現することでリアルタイム感が伝わることになります。


読み進めていくと、そこで大切なのは、客観的な自己感情表現になります。

どういう事実に対して自分はそのように感じているのか、自分の感情はこのような環境から自然とわき出てきているというようなものですね。

この時の描写の状況が読んでいる方として共有できると、その時の感情に対して理解ができるのです。

共感もあれば反感もあります。

そのインパクトが強いほど、コメントとして返ってくることになります。


具体的に表現すると言ってしまえが簡単なのですが、具体的という言葉自体が少しも具体的でないためにイメージするのが大変になります。

実際に自分がそこにいる時に、何を見ているか、何を聞いているか、何に触れているか、を表現することが具体的に表現するということになります。

「古い扉」と書くのと「塗装のはがれた、ハンドルもサビが浮いている扉」とするのではどちらが具体的でしょうか。


リアルタイム感は時間的な感覚もありますが、具体感で表現することも可能なのです。

時間的なリアル感と、臨場感としてのリアル感があります。


日本語の表現技術は意外と教わったことがないのです。

言語としての日本語がとても難しいものですので、それを覚えることが優先されてきたからです。

学校教育においても、言語で表現することや発表するという機会はあまりなかったと思います。

言語は学んだけれども、使い方・表現の技術についてはほとんど学んでいないのです。


日本語は世界でも屈指の表現力を持った言語です。

言語による表現技術は、ほとんど研究されていない分野です。

自己表現はアウトプットは下手で当たり前なのです、教わっていないのだから。


これだけ大きな言語なのですから、真剣に言語技術について考えたら、学術分野の一つくらいできるのではないでしょうか。

ネットの時代に求められる言語技術については、まだまだ目的に応じていろいろなものが出てきそうです。

言葉は大事ですね。



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