あまりにもいろいろな変化が激しいので、変化していることすら忘れてしまうくらいです。
変化の激しい時ほど、人は不変的なのもを求めるようになります。
心理的に不安定さが不安を呼ぶのではないかと思われます。
過去の似たような事例を探し出して参考にしようとしたり、新しい不変的と思われるような論理に飛びつくようになります。
自分の身の回りの環境が、気が付いたら変わっているのはとても不安になることです。
変化の過程をずっと見ていることができれば、少しは安心もするのですが、気が付いた時には以前とは変化してしまっていることは不安を大きくします。
人によっては、いずれ落ち着く時が来るまでじっとしてようとする人と、いろいろな不安を解消するためにあらゆる準備をしようとしたりします。
しかし、この変化の激しい時をチャンスに変える人がいます。
彼らの共通点を見つけてみました。
まずは、変化に対してバタバタ対応応していません。
基本的な生活に余裕があることもありますが、変化に対しての対応策はほとんどしていません。
その代り、自分のビジネスの根幹にかかわるようなことにに対しては、変化にかかわらず常にアウトプットをしています。
アウトプットに対する反応を常に観測しています。
そこに出てくる反応は、ユーザーのニーズの変化です。
そのためにアウトプットの方法も様々に変更してきています。
ビジネスの基本がユーザーのニーズにあることをわかっているからなのです。
ビジネスの規模の大小や扱っている商品による変化は全くありません。
すべてのビジネスの基本が、ユーザーの解決したいニーズに応えることであることをわかっているからなのです。
それをやっているほとんどの人が、痛い経験をしています。
しかも少しビジネスがうまくいき始めた時に同じような経験をしているのです。
本院にそんなつもりはなくても、少しビジネスがうまくいき始めるとユーザーのニーズを意識することが薄れるのです。
どんなに注意していても、必ず訪れることなののです。
その時に独りよがりになる者もいれば、基本に立ち返れる者もいます。
どうしても自分の持っている物、コストをかけて作った物の方へ意識が言ってしまい、何のためのビジネスであったかを忘れてしまいがちになるのです。
変化が激しければそれだけ、自分の物だけは変化にも対応していると思い込んでしまうのです。
変化の起こり始めのころには、ビジネスにおいても変化の兆しが見えないからです。
気が付いた時にはもう遅くなってしまっているのです。
ほとんどの人がこれらの経験をしていますので、それぞれ独自の手段と指標を持ってユーザーのニーズの変化を見逃さないように注意します。
そして、ユーザーのニーズの変化に対しては大胆な対応をします。
商品を変える、広告を変える、自分を変えて対応します。
変化の激しい時はユーザーのニーズの変化も激しい時です。
素早く変化に対応しなければなりません。
また、ニーズは同じであったとしても、ユーザーにおける優先順位が大きく変化することがあります。
より切羽詰まったニーズによって、自分のビジネスに対してのニーズが吹き飛ばされてしまうことがあります。
その変化による影響は大きなものとなります。
アウトプットを継続することによって、今のビジネスにおけるニーズ対応がユーザーに合っているのかどうかを常に検証していくのです。
違ったりずれたりしていたら直せばいいだけです。
このニーズは直接ユーザーに確認することでしか検証できないものです。
想定をすることはできますが、確認はできません。
どれだけ周辺情報をとっても、決断するのはユーザーです。
周辺の激しい変化に対して、ユーザーの決断がどうのように変化するのかはユーザーにしかわからないのです。
ユーザー自身もはっきりした理由もなく変化して決断しているのかもしれないのです。
しかし、ビジネスである以上、理由のわからないユーザーのニーズの変化に対応していかなければいけないのです。
ユーザーニーズを解決することがビジネスだからです。
一部の家電でも、ユーザーニーズの変化に対応した商品はよく売れています。
どんなに先取りした商品であっても、そこにニーズがなければ売れません。
素晴らしい技術や製品を持っているところは、どうしても持っているものを優先に中心に考えてしまいます。
ビジネスを考える時は、確かにメリットではありますが、決定打ではありません。
頭を切り替えて、純粋にニーズを考えることができなくなってしまうのです。
ニーズに応えられるモノであれば、品物でもサービスでも情報でも何でもいいのです。
大切なのは商品ではなく、ユーザーのニーズに応えることです。
常にユーザーのニーズを確認できる環境と即座にビジネスに反映できる仕組みを持っていないと生き残っていけない時代となっています。
反対に言えば、それさえできればどんなビジネスであっても成り立っていくことができると言うことです。
SNSの普及によって、個人でも簡単にコミュニティが運営できて顧客ニーズが拾えるようになっています。
同じように個人でも簡単に、情報発信としてアウトプットできる環境がたくさんあります。
さらには、生活環境の多様化によって、ニーズはあらゆる分野に展開しており、マスでカバーするには不向きになっています。
実は、個人でビジネスをやるには絶好の環境が整っているのです。
ネット環境を使いこなしていくことによって、大企業でなければできなかったような情報収集と対応が可能になっているのです。
さらには、大企業ではできない細かなニーズ対応はユーザーに受け入れられているのです。
黙ってみていても何にも生まれませんが、いちユーザーとして自分のニーズの変化に目を向けてみるだけでもビジネスチャンスが見えてくるのではないでしょうか。
スモールビジネスがたくさん育ってくると面白くなってきますね。
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