日本の古謡に「さくら」があります。
作者が不詳であるだけでなく、作られた時代も正確には分かっていません。
普通に歌っていたりしますが、この歌の中の言葉に耳慣れない言葉がいくつかあるのではないでしょうか。
「さくら」の詞は以下の内容ですね。
さくら さくら
弥生の空は
見渡す限り
霞か雲か
にほひぞ出ずる
いざや いざや
見に行かん
その気になって見てみると一番気になる言葉は「いざや」ですね。
どうしても聖書に登場する預言者である「イザヤ」を思い起こさせるものとなります。
伊勢神宮のところでも見てみましたが、どうしても気になる言葉です。
いたるところで見えて隠れしているようです。
(参照:伊勢神宮にユダヤの陰が)
やってみた人がいます。
「さくら」の言葉のどれだけが古代ヘブライ語に置き換わるのかをやったものがあります。
それに基づいて「さくら」の詞をヘブライ語で置き換えてみると、以下のような意味になるようです。
(神が)隠れてしまった
唯一の神が、迫害を受け耐え忍び
死んで犠牲になってしまった
くじ引きで引き当てられ、取り上げられてしまった
素晴らしい神の計画
それは救いである
その救いの捧げものが成就した
この「さくら」の作者を先回見てきた「いろは」歌と同様に、弘法大使空海であるとする説があります。
かなり無理のある話でこじつけだろうと思っていましたが、これをやってみた中島尚彦氏はヘブライ大学の教授に読んでもらう機会を得たそうです。
「さくら」はそのままヘブライ語で無理なく読めるそうです。
中島氏も自分の解釈に自信がなかったらしく、ヘブライ語を日常語として話すユダヤ人にもそのまま読めることを知り、驚いたようです。
ユダヤ人や聖書をヘブライ語で学んでいる人たちにとっては、イスラエルと日本の関係は否定しきれないものとして存在しているようです。
日本人の祖先がユダヤ人であるということまでが、言い切れる明確な根拠はないようですが、古代より何らかのつながりがあったとしか思えない物がたくさんあることはかなり知られているようです。
古代のヘブライ語は母音と子音の組み合わせです。
やがて他の言語と同じように、子音を中心とする言葉となっていきました。
「ヤーレン・ソーラン」を初めとして「ヨイショ」「ドッコイショ」などについては、日本語だけではどうしても説明がつきません。
ヘブライ語から発生してきちんとした意味を持っている言葉であることがわかってきています。
歌や祭りの掛け声などに、日本語では意味の分からない物がたくさんあります。
そのほとんどがその行事や行動の成り立ちも含めて、ヘブライ語で解釈できることがわかってきています。
世界へ出ていく日本人に一番必要なことは、日本の文化を体現できることです。
もっと日本について、日本語について知っておきたいですね。