2020年のオリンピック招致のプレゼンで「おもてなし」が話題になりました。
どうしても違和感がありました。
あと7年でどう変わるかはわかりませんが、今の日本に来てもらうことが本当に「おもてなし」になる
のでしょうか?
人間のコントロールをこえた目にみえない力が、世界のどこよりも人々の体を確実に蝕んでいるこ
の国に招くことのどこが「おもてなし」になるのでしょうか。
良識ある研究者は今でも言っています。
東京都全域は避難すべき地域です、最低でも子供たちだけは一日でも早くできるだけ遠くへ避難
すべきであると。
幼児、児童の咽頭がんの増加が止まりません。
関東地区は特に多いです。
全国の病院で対応していますが、間に合いません。
手術待ちの間に亡くなっている幼い命がたくさんあります。
一番の原因は砂場遊びのようです。
砂の中に吸収されたとんでもない量の放射線を浴びています。
公表されている事実です。
元の原因は明らかです。
政治家でこのことを知らない人はいないはずです。
どうしても私たちの感覚の中に「結果よければすべてよし」というものがあるようです。
歴史的に見ても、優秀な参謀がついていない主君は、どんなに優れていても早死にしています。
優秀な参謀がついていた主君は、参謀の裏仕事によって直接手を汚すことなく結果を手に入れて
います。
権力を手にするまでは、だまし合いや裏切りは日常茶飯事です。
評価は権力を手にした後の、目に見えるものでしかなされません。
異能の力を持った者は、異端者としてはじき出され力を発揮する場を与えられません。
権力者の側からすると、特殊な能力を持った者は恐れの対象になります。
自身の権力の象徴としての統制を脅かす存在となるのです。
日本の為政者の歴史は、参謀同士のだまし合い、つぶし合いの歴史と言えるかもしれません。
「おもてなし」の語源は「もてなし」に美化語の接頭辞の「お」がついたものです。
「もてなし」は動詞の「もてなす」が名詞化したものです。
「もてなす」は「もて」+「なす」からきています。
「もて」は漢字の「以」からきており、意識的に物事を行うことを意味します。
「なす」は漢字の「成」からきており、扱うという意味になります。
したがって「もてなす」は意識してそのように扱う、取り扱う、とりなすという意味になります。
ひらがなで表記はされますが、古代からつづく「やまとことば」ではありません。
接待に対して使われるようになったのは中世以降であろうと言われています。
「おもてなし」は、とても響きのいい音です。
一番くぐもった母音である「う」を含まずに、それ以外の母音の四音をすべて含みます。
「オ・オ・エ・ア・イ」という母音で、大きな母音である「オ」から始まって、前へ前へと出ていく音のつ
ながりになっています。
それをわかったうえで使ったのかどうかはわかりませんが、プレゼンテーションで使うにはとても響
きのいい印象に残る音です。
言葉が素晴らしいだけに、それにふさわしい国であり、対応であってほしいと思います。