こんなタイトルをつけると、やたらと「ひらがな」にしたがる人がいるので、タイトルも気をつけないといけないですね。
普通の場合はとにかく「ひらがな」で言ってみれば、相手の反応もわかりますので、どんどん使えばいいと思います。
問題は書き文字です。
記録に残ってしまうのと同時に、見方によっては漢字を知らない奴とバカにされる心配があります。
気にしなければそれきりですが、書き物にしてしまうとどこでだれが知らぬ間に見ているかわからなくなりますので注意が必要です。
まずは話し言葉の中に「ひらがな」表現を取り入れてみることをしてみましょう。
話している相手や内容にも左右されますので、すべてというわけにはいきませんが、よほど相手がひねくれた人でない限りは大丈夫だと思います。
気を付けるべき相手は、ひらがなで説明されるとバカにされていると勘違いする、変なプライドを持った人だけです。
一番わかりやすい使い方は、難しい漢字や言葉を使った後に、優しい言葉「ひらがな」でその内容を補足することです。
人前で話すことの多い人は、経験的に分かっていることかもしれませんね。
私たちは漢字の熟語を使うことを、何となく体裁のいいこととして身につけていますので、思わず出てしまうことがあります。
分り易くしようと思っていいるときに「しまった」と思うことがあると思います。
話し言葉ですから、消すことはできません。
そんな時こそ、さりげなく「ひらがな」を使って言い換えをしてみることです。
結果的には同じ内容を繰り返しているわけですが、同じ言葉を2回繰り返すこととは印象が異なります。
聞く姿勢のある相手にとってはとても丁寧に親切に受け取られることの方が多いです。
強調したいところほどこれをやると、同じ話が違った印象になってしまうので面白いですよ。
使い慣れてくるとわざと難しい言葉を使って、さりげなく「ひらがな」でフォローするということも可能になります。
人は聞きなれない言葉や、わかりにくい言葉を聞くと、瞬間的にそれまでと違った反応を示します。
人前で話し慣れている人は、これがわかっていますので、話し方がうまくなっていくのですね。
話している時にも相手の反応を確認しているのですね。
これも聞き方の一つです。
自分の言ったことに対する相手の反応を、言葉ではなく体のアクションとして聞いているのですね。
そんな反応が見受けられた時こそ「ひらがな」の出番です。
「言い換えれば」「簡単に言うと」「・・・の方がわかりやすいですね」は話し言葉ではキーワードになります。
少し慣れてくると「ちょっと意味は違いますが、私は・・・ということだと思ったいます」のようなフレーズを使えるようになります。
話しのまとめとして、「今まで言ってきたことを、〇〇と言います」と、あとから難しい言葉を定義として使う話し方がありますが、授業のようになってしまいますので避けたいですね。
最終的にひらがなで説明できないことは、自分自身のもにのに消化しきれていないことだと思います。
そんな内容を話すことになると、支離滅裂になったり、自己矛盾を起こしたりしやすいですね。
子供でも分かるように説明しろと言うことは、こういうことなんでしょうね。
ひらがなで説明できることは相当の説明力を持っていることになると思います。
どんどん使ってみましょう。