2014年9月16日火曜日

言語と周波数について

先回は言語と周波数の関係について見てみましたが、どうやら言語を周波数で捉えること自体が、あまり適切な検討方法ではないようです。

先回は言語ごとに優先的に使用されている周波数(パスバンド)について、以下のように見てみました。


人の可聴領域が、おおよそ15Hz~20,000Hzであることにはほとんど異論がないのですが、言語そのものを周波数で見ることについては、正確さに欠けるという指摘があります。

そもそも周波数を測ることができる対象は、同じ音(周波数)をある程度出し続けるものである必要があります。

波を測る訳ですから、おなじような波が続けて起きていないと把握することができません。

声帯を震わせて音を発する母音については、言語を問わず計測することが可能だそうです。

日本語と英語の母音の周波数については以下のようなデータが得られています。


ほとんど変わらないと言うのが結論ですね。

母音の種類によっては、英語の方が低いものもありますね。


子音については、声帯をほとんど使わない息によって瞬間的に作られているものが多く、現実には計測するのがほとんど不可能だそうです。

それでも計測しようとするとどうしても高めに出てしまうことになるようです。

子音は本来、音としては雑音のようなもので、母音の一時的な逸脱に過ぎません。

定常的な周波数をもっていないため計測は不可能となっているようです。


日本語を母語として持っている人は、子音だけの音は聞き取れたとしても言語として認知していないことがほとんどです。

したがって脳のなかでも言語野で処理されることがないのです。

英語を身につけようとするときの一番の早道は、子音の音を言語として認知することです。

ネイティブの音でないと意味がないのは、子音独特の発音ができないからなんですね。


外国語を学ぶときは、まずはネイティブの発音を言語として聞く訓練が必要になります。

文字や綴りで覚えても、漢字以外の言語は口頭言語ですので会話にはまったく役立ちません。

対象とする言語の発音が言葉として捉えられるようになることが最初です。


聞くことができなければ、発音することは出来ません。

特に声帯をほとんど使わない子音の発音は、発音の仕方をしっかり身につけないと音だけ真似ようと思ってもうまくいきません。

音だけ聞いてもどのようにその音を出しているかがわからないからです。


また、発音する形になってさえいれば、実際に音が出ていなくて息しか通っていなくともちゃんと伝わります。

これも不思議なことですが、外国語であってもその言語を母語としている人たちは、自然に前後の文脈から言葉を推測していると思われます。


周波数については、高くなるほど浮ついた感じが強くなる傾向があります。

音楽における楽器の調律(チューニング)のための標準音程はA(ラ)です。

一般的には440Hzを基準としています。


しかし曲調によっては、この調律(チューニング)を微妙に変えることがあります。

マイケルジャクソンが子どもをベランダから投げるような格好していたころは、彼の演奏はA=444hzを越えたところでチューニングがされていたと言われています。

浮ついた感覚の上、ハイになっている状態でありイってしまっているような状態が続いていたのではないでしょうか。


心に沁みるブルースや演歌には、A=436Hzくらいが程よく響いて伝わるようです。

もちろんAの音だけでなく、この音を基準にしてチューニングなされるわけですから、すべての音が標準周波数よりも少し下がっていることになります。

微妙な感覚の違いですが、比べてみると素人でもその違いに気づくことも可能です。


言語と周波数の関係は、母音以外ではあまり役に立たないことがわかってきました。

特に子音言語が多く存在する現状では、周波数を頼りに言語の違いを説明しようとしても難しいようですね。

また違った切り口が見えてきたら取り組んでみたいと思います。


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