っと、おかしな表現をしてしまいました。
夏休みに「盛り」があるのでしょうか。
正しくは、「夏も盛り」ですね。
気をつけましょう。
さて、厚さ凌ぎになるかどうか、夏の言葉を集めてみました。
あまり使わない言葉を言葉を中心に見てみます。
草いきれ
いきれにどんな漢字が当てはまるのかは、よくわかりません。
夏の季語にも使われる言葉ですね。
夏の強い日差しによって、草むらから立ち上るむっとするような熱気ののことです。
夏の農作業をやったことがある人はわかると思いますが、長袖・軍手・麦わら帽子は必需品になります。
肌が出ていようものならば、虫に刺されたり、ほこりや草がついてむずかゆくて仕方ありません。
草いきれのなかでじっと農作業して、作業着の上にまで汗がにじんでくるのが夏の農作業ですね。
片影(かたかげ)
炎天下を歩くときは、どうしても日陰を探して歩くようになってしまいますね。
木陰や山陰など、すべての影を日陰と言いますが、建物の影のことを特別に片影と言うようです。
「ヘンエイ」と音読みにすると、わずかに見えた物や姿のことを言うことがあります。
それが転じて、人の性格が垣間見えた時などに使うこともあります。
旱星(ひでりぼし)
日照り続きの夏の夜に、ぎらつくように強く輝く光の星のことを言います。
南天のさそり座の中央にあるアンタレスは、赤く輝く一等星であり、特にこの星のことを指して言うこともあります。
アンタレスは、赤く見える星ですので、赤星(あかほし)や酒酔星(さけよいほし)と呼ばれることもあります。
豊年の吉兆であるともされている星です。
風死す(かぜしす)
風が全く止まっでしまい、耐え難い暑さになることを言ったことです。
現象としては、凪(なぎ)のことですが、風死すと言った方がいかにもそよとも吹かない息苦しい感じが伝わりますね。
夏の終わり(晩夏)を表す季語となっている言葉です。
脂照り(あぶらでり)
薄曇りで風もなく、湿った感じの蒸し暑さのことを言ったものです。
じっとしていても脂汗がにじみ出てくるような感じですね。
「油照り」と書くこともあるようです。
油が煮立ったような暑さと言う説もあるようですが、ちょっと暑すぎる感じがしますね。
雲の峰
夏空にどんどん伸びていく入道雲のことです。
山の峰のようにそそり立つ雲のことです。
夏の季語として使われます。
芭蕉の句に、「くものみね いくつ崩れて 月の山」というのがあります。
月の山が月山(がっさん)と掛かっている句です。
半夏生(はんげしょう)
七十二候のひとつで、夏至から数えて11日目になります。
半夏(はんげ)が植物を表しており、半夏が咲くころの季節を表しています。
半夏は鴉柄杓(からすびしゃく)とも呼ばれる、ドクダミ科の植物のことです。
こんなにきれいな花が咲くんですね。
雹(ひょう)
積乱雲(入道雲)から降ってくる5mm以上の氷の塊のことです。
5mm未満のものは、霰(あられ)と呼ばれて区別されているそうです。
雹が降ってくることを降雹(こうひょう)と呼ぶこともあります。
雲の中で溶けたり凍ったりを繰り返しているために、大きな雹を割ってみるとしたのようなきれいな層になっていることもあるようです。
御来迎(ごらいごう)
「ご来光」とも書くことがあります。
高山で日の出を拝むことと思っている人が多いかもしれませんね。
日の出の光を背中から感じて、雲に映った自分の影の周りに光の環を見ることができる現象のことです。
自分の影の周りに後光が差しているかのように見えます。
新年の富士山のご来光という言葉が定着してしまっていますが、御来迎は夏の季語となっている言葉です。
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