2013年12月27日金曜日

2013年に思う(2)・・・母語

2013年はこの言葉に出会えたことを感謝する年になりました。

初めは母国語だと思って読み飛ばしていた言葉ですが、「母語」と気づいたときに「?」となったことをよく覚えています。

そして母語の意味を知り母語の位置づけを知るにしたがって、何故こんなに大切なことを今まで知らなかったのかが疑問になりました。

言葉としても定義としても比較的新しい考え方であることがわかるにつれて、母語に関しての資料をむさぼるように読みました。

そして、これこそが人が人として生きていくための最も基本的なチカラの源泉だと確信するようになりました。



その結果、幼児期の言語習得に触れざるを得なくなり、言語を中心とした幼児関係の教育や保育について広がっていきました。

母語についてはこのブログでも頻繁に触れて書いていますので、過去のブログを参照してください。
(参照:ここまでわかってきた「母語」母語の習得と幼児教育


第一言語(ネイティブ)や第二言語については以前から理解はできていましたが、その前提に母語があることがわかっていませんでした。

「母語」という言葉自体が日本で作られた当て字だと思われますが、まさしく母親から伝承される幼児期専用の伝統言語です。

幼児期の記憶はほとんどが消えて(リセットして)しまうので残りませんので、ほとんど光が当てられていなかったのだと思います。

言語としての記憶は残らないが、人としての基本機能の発達にはなくてはならない言葉が「母語」です。


「母語」について知った時に、自分がもっとしっかり理解することと共に、広めなければいけないと思いました。

このブログの出発点もここにあります。

特に幼児を持つお母さんにしっかり知ってもらう必要があると感じました。
そのためには、ブログだけではなく、Web講座やセミナーなどできる限りの機会を通じて発信していこうと思っています。


「母語」という言葉自体がわかりにくい言葉ですし、一般的ではありません。
定着するまでにはかなりの時間が必要だと思います。

一番知ってもらいたい人は幼児を抱えるお母さんです。
彼女たちにわかりやすい言葉に置き換えていかなければいけません。


そんな中で表現の問題や、言葉の問題にもかかわるようになりました。

もっとも、興味をひかれたのは、学校における言語教育を諸外国と比べることでした。
どこまで行っても完了というのはありませんが、見えていることだけでも日本の言語教育はきわめて特殊な状況にあることがわかります。

その言語教育の原点が、学校教育とは関係がない「母語」にあることがわかってきました。

具体的な言語としての母語は幼児期の記憶とともに消えていきます(リセットされます)。
その間に脳の発達に伴って形成されていく言語感覚として身についていくと思われます。

そうでなければ、小学校以降の学校教育の中で習うこともない言語についての感覚に説明がつかないのです。

「母語」をきっかけにいろいろな分野に興味・研究の対象が広がっていき、そこから事業までが生まれようとしています。


まだ当分「母語」との付き合いは続きそうですね。






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