エネルギー問題と物流は切っても切れない関係です。
エネルギー問題ひいては地球環境問題は物流にとって避けて通れないテーマです。
有限なる化石燃料の大量消費によって引き起こされる様々な事象は、便利さや効率性と引き換え
に人間自らの生存を危うくする状況を作ってきてしまいました。
かつてフロンが発見された時に悪影響の一切ない理想的な物質と言われたことがありました。
使い続けた結果、地球温暖化への道を一気に加速させてしまいました。
しかし、いまはフロンはほとんど使われていません。とても良い経験だと思います。
間違えることはこれからもたくさんあると思います。
でも、みんなで学び、早い段階で気づき、シフトしていけば解決していけるでしょう。
エネルギー問題は危機が迫っているのに、シフトがなかなか進まないことが厳しいところです。
使用するエネルギーそのものについて、物を運ぶ手段について、シフトを加速させる施策について
もっと気にしていく必要がありますね。
キーワードはたくさんあると思います。
様々な再生可能エネルギー、メタンハイドレード、ウォーターエネルギー、ハイブリッド、電気自動
車、水素自動車、一貫パレチゼーション、渋滞緩和、モーダルシフト・・・
対極にあるのは既存のエネルギーを利用することによる既得権益による抵抗・妨害です。
経済活動が停滞することを最大の理由にしていますが、人間・地球の持続可能性を考えたら誰で
も答えは同じだと思います。
「どこでもドア」ができない限りは物を運ぶことはなくなりません。
それまでは少しでも「どこでもドア」に近づけるように、日々意識していこうと思います。